遠く江戸時代、元禄年間より刀の鞘師(さおし)として続いていた。
明治維新後は、時代の変化を逸速くつかみとり、麻糸とロープの製造販売に換った。
麻糸からは蚊帳(かや)や麻袋、麻寝具などが造られた。
長く麻製品の専門店であったが、第二次大戦後は、関係するふとんの製造販売に変わった。
代々「与右衛門」を世襲し、当初は「あたらしや」を屋号としていたが、現在は「高橋」の姓を名乗っている。十五代目の店主は先祖から伝わる商いの心意気を芯にしながら学習塾、パレススタヂオにも事業展開している。
平成七年より店舗の一角に「一品ミニ美術館」を設け、昔から伝わる商売道具、調度品を展示している。季節に応じた入替式の展示内容で老舗の風格をいかんなく醸し出している。(入場無料)
羽毛編 | 毛布編 | 枕 編 | その他 |
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